就活失敗しても生きていてほしい

就活のせいで自殺するかもしれません - 

就活を期に双極性障害がひどくなり、5長年ニートしていた身からすると他人事に思えない。

下記はあの時の自分にかけたいアドバイスとして書く。まずは自分にかけられている期待を全部振り切って逃げてしまえ。周りの目や親の期待など、精神的損傷を障害抱えながら人目を避けて生きることに比べれば大したことはない。毎日外にでれて、お天道様の光を浴びて、適度に汗を流し、少し学んで、満足して眠る。こういう人として幸福になる最低限が確保されていれば、劣等感は抱くだろうが、まったくの社会生活不能者に陥ることはない。

追い詰められているときは、頑張りが足りないと周りに責められていると思いがちであり、実際に責められることもあるだろう。しかしながら、こういう有形無形のプレッシャーに全部応える能力があるのはごく限られた人間しかいない。十分な能力がないままできないことをやろうとして精神をすり減らすのは不毛だ。一方で、自分とは一生付き合っていかねばならない。回復不可能な傷を一度受けようものなら、不自由なままの生を生きなければならない。しかも、身体の傷と違いメンタルの傷は不可視であるから、弱音を吐こうものなら甘えだの何だの有る事無い事いわれて追加ダメージを受けるだろう。こういう心無いことをするのはまずは一番親しい人であり、次に友人親族である。こういうことだから、一度メンヘル堕ちしたら、世界を敵にしながら傷ついた自己を癒さねばならない。これは容易な技ではない。特に多感な時期にはキツい。自分がなんとか社会生活を送れるようになったのは、加齢により精神が鈍磨してくれたからというのも大きい。

たしかに、新卒ルートに乗れなかった怨みはある。給料は低いし、いい大学出ていてなんでこんなところにいるんだと言われることも多い。でも、周回遅れではあるが実務経験もつめてきたし、なにより最近になって幸福を感じる機能が回復してきた。だから、学歴相当のところにはいないけど、今はそこまで悪くないと感じている。だから、2流3流の人生だって、悪いもんじゃない。

以上、昔の僕に言いたいことだ。もちろん、増田は僕ではないのだから、的外れなことを言っているかもしれない。ともかく、新卒ルートに乗れなかったからといって、そのことで自分を痛めつけないでほしいと言いたかった。人の期待や評価などは水物だが、あなたの心身を労われのは貴方だけなのだから。