『「行動できない人」の心理学』をよんだ

PHP文庫の古臭いお説教本だとおもい、コンビニで購入してから一ヶ月は放置していたのだが、読んでみたらまるで自分のことを書いているようで感心した。メイロマさんの煽りもあり、ビジネス書を読むことに引け目を感じていたのだが、これからはどんどん読もうと思うくらいのインパクトはあった。

自己評価が低い人間はなにごとにも意味を詮索して、無意味だと感じるとやらない。でも行動しないとますます意味が感じられなくなって無気力になる。自分と世界が敵対しているように感じるから、世間に批判的になる。言われたことはするけど、この場においてすべきことを察する能力が低い。警戒心は強いがNOと言えず、ちょっとおだてられると利用される。結果、身近な人を犠牲にする。
などなど、これまでの人生で当てはまることが数多くあった。

とにかく、自分を馬鹿にしないこと。自分の興味はなるべく行動にうつすこと。自分の好きは大切にすること。みじめな気持ちを誰かのせいにしないで、ただそれを克服する方法に集中することが大事なのだそうだ。

自分は不安定な人間だから、この本で得た学びをすぐに実践にうつすのはむつかしい。けれどもこういう本を買ったりして自己を内省して、少しでも現状を変える力に変えて行かねばと思った。ビジネス本や人生訓は、生きる上での最適解を与えてはくれないが、行動に躊躇したときの弾みくらいにはなってくれるんじゃないかと期待する。なるべく記録をつけるつもりだ。