果たして俺に生きる価値があるのだろうか

昼夜逆転は起こしていないし、暴れたりもしていないから僕としてはマシな状態なのだと思うが、就職というのを考えるとどうも落ち込みがちになっていけない。

履歴書は用意したが、志望動機の欄がかけずにかなり落ち込んでいる。相談員の方には、経験がない分、やる気と元気をアピールしないといけないよと言われたのだが、そんなことを書かなければならないかと思うとどうにもやりきれない気分になる。延々と書いてきたように、僕は無気力だし、やる気という言葉とはまったく縁がない。就職したらきちんとやって、なるべく人の言うことは素直に聞こうとは思うのだが、精力をアピールできるような人間では決してないから、申し訳ない気分で一杯になって、一文字も打てなくなってしまった。嘘とか欺瞞とかいう言葉が頭を占領して、にっちもさっちも行かなくなってしまうのだ。

数をこなせという言葉もあるし、どうせ通りっこないのだからそう硬く考える必要などどこにもない。それなのに、かたくなになってしまうのはどうにかならないものか。

人に合わせるのが苦手なのだ。人と話すこと自体はそう苦でもないが、相手に合わせることがなかなかできない。特に、愚痴に付き合うのは苦手だ。だいたい、なにか不満がある人は、陰で悪口をいうものだが、悪感情に共感することがどうしてもできない。自分の感情に合致しない相手の気持ちには、少しも心が動かないのである。昔から、目の前の人と同じ気持ちになることができなかったし、そのフリをするのも苦手だった。相手には、申し訳ない気持ちになる。共感をもとめて話をしているに違いないからだ。話せば話すほど、孤立していくような感覚。こういう人間だから、すぐ人と距離を置こうとするのだろう。最終的に苦しむのは自分だが、他人の苦しみに巻き込まれるよりマシだと考えてしまうのは、僕の心が冷えているからなのだろう。