なんか微妙な感じであった

資格試験を受けてきた。いつもどおりできなくて、早く俺の肉体が原子分解しないかなという後ろ向きな気持ちで帰宅。グズグズしていたのだが、胸の苦しさを鎮めるためだけに自己採点をしてみたところ、なぜか一般常識が異常にできていて合格ライン上に入っていた。試験の趣旨から言うと受からせるべきではない人間なのは明らかであるのだが、それを決めるのは僕じゃないのでどうでもよい。問題なのは、いままで受からないだろうなと絶望していたのに、急に受かっているかもしれないという希望が出てきたことだ。発表の一月までこんなヤキモキした気持ちで居なきゃいけないのかと思うと一刻も早く試験センターに爆発していただきたいと願ってしまう。俺は振り回されてばっかりだよ!

とにかく、試験は終わった。つまり、言い訳はできなくなったわけだ。働かなくてはいけない。以前集活に失敗したときもそうだったが、履歴書を書くたびに自分の駄目さ加減を思い知らされるような気持ちになる。できるなら避けたいし、書類が通ったところで次は面接なのだ。ああ、嫌なものだ。面接官はどうせ俺よりも若いだろうし、こっちのすねには傷がある。後ろに手が回るようなことはしていないが、なんせ中退経験がある。その上、経歴のいたるところに謎の空白期間が存在しているのである。この期間は何をしていたんですかとか言われても、出てくるのは嫌な記憶ばかりだし、変な汗をかきながら取り繕おうとする自分の姿がありありと目に浮かんでくる。言い訳を並べたところで、「あなたがその選択をしたのはなぜか」などと聞かれてみたらどうなるんだ。俺はなにも選択などしていない。ただ逃げていただけなんだ……。しかし、これにもまあ当たり障りのないラインで答えざるを得ないだろうし、たぶん面接官も俺に後ろ暗いものをかんじるだろうし、ことによるとさらに追撃をかまされたら……。もしかすると逆上してしまうかもしれない。「無能で何が悪い」とか言ってしまうのか、俺は。とにかく、荒事はさけたい。当面の生活は何とかなるのだから、ゆとりをもって、スマートに、人格を否定されても受け流して。いろんな人がいるのだから、しっかりとたっていられれば・・・

とにかく、俺はメンタルが弱すぎる。ライフハック的には、体を鍛えればいいのだろうか?どっちみちみんな死ぬのだから、一喜一憂するのはやめてしまいたいのだが、俺の脳みそは言うことをきいてくれないのだ。なるべく機嫌をとってはいるのだが、そればかりだと怠けているという罪悪感で胸が苦しくなる。うまい具合にはならないものだろうか。

明日、どうしよう……。