ニート化初日

今日も朝はきちんとおきて、予備校からテキストをもって帰ってきた。コンビニからタウンワークをとってきたが、果たして役に立つのだろうか。申し込みをしてから、申し込みをしたこと自体を忘れてしまってフイになった話がいくつもある。忘れっぽいのは、面倒なことから逃げたがっているのだろうと思う。逃げ癖が脳髄にまで浸透している。

弱点は腐るほどあり、治せるものなら治したい。ここ数年休んでいたおかげで、向精神薬の服薬量はだいぶ減った。予備校に通っていたおかげか、パニック症状めいた心臓の動悸も少なくなった。ただ、このまま日々を無為に過ごせばまた精神が悪化するのは目に見えている。心身を健康に保つには習慣が必要だ。なんでもいいからすがりたいのだ。

しかし、予定を立てるのは怖い。どうせ守れないだろうからだ。俺は負けるのが怖くて仕方がないのである。白黒つくことからとにかく逃げたがっているのであるが、そのくせ逃げればなおいっそう些細なことに脅えるようになることもわかっていて、どっちにしろ落ち込むのである。合理的に考えると、ちっちゃなことから少しずつチャレンジしていくことで、自分を試していくのがいいとは考える。小さな「勝ち」をひろっていけば自信も自然とついてくると思うのだが、小さな「負け」一つ一つが恐ろしい。

しかし、死ぬ勇気などはさらさらないのだ。周囲の方々のご厚恩により、情けなくも生き長らえさせてもらってもいる。うつ症状は回復傾向だ。試験も終わった。逃げ続ける言い訳がなにもない。朝起きて、何をしようかとパニックになる毎日にもほとほとうんざりしている。このままでは自分を信じられなくなっていく一方だ。

とにかく、早起きは続けられている。まず睡眠リズムが最低ラインだ。つぎに運動。一日一時間は歩く。できれば走る。行く場所も決めておく必要がある。自動的に足を運べるようにしなければいけない。意思に頼ってはいけない。俺は選択肢があったら必ず誤ったほうを選ぶ。職もさがそう。たしか、サイトがあったはずだ。逃避の手段であるインターネットで勝負をするというのは大変つらいことだけれど、すこしずつでもやらねばならない。希望の職というのはあるのだから、それ中心に、下のほうから受けて見ようと思う。大博打はまっぴらごめんだ。あ〜、そうなると、メールもチェックしなくては。やだなあ。お祈りメールの大群とまた睨めっこかあ・・・。