匿名掲示板には自由がない

2ちゃん以降の匿名掲示板とか、ネットのコミュニティーの多くが双だと思うのだが、空気を読むことを強要されて、自分の意思を打ち出すことが難しい。「流れ」というやつに逆らうと、村八分にあう。昔のはてなは、その点やや寛容だったと思うし、さらに昔のテキストHP時代は自己主張が強い連中が多く、それがあたりまえのような感じだった。もちろん、だからこそのネット上のいざこざが絶えずあったし、個と個の争いだから、醜くなりがちでもあったように思う。けれども、いまほど集団リンチが横行するような風土ではなかった。某はしごたんにも擁護者がいた。

じゃあ、なぜ集団に自分をゆだねてしまうのか。なぜ自分の心をインターネットのノイズにチューンしてしまうのか。他の人はわからないが、僕は、さびしいからだ。迎合することで、偽りの一体感に加わりたいと望んでしまう。集団心理などたよりになるものでもないのに、同じ気持ちを持ちたいと願ってしまう。

つまりは、依存症なのだろうと思う。だけれども、ほかに心を寄せることも出来ない現状がある。ぐったりとして帰ってきてから寝るまでずっと端末をいじっている。むなしい行為だとわかっているが、自分のことを話せる相手もいないし、趣味につぎ込めるだけのエネルギーもない。こうやってブログを書けるのも、月に一回くらい。