2013アニメと俺

心の病気になってからアニメを見はじめて、社会復帰しはじめた2012ごろからよく見るようになった。僕にとってアニメは批評してあれこれいうものではなく、共に生きていくものだったように思う。たとえば、「彗星のガルガンティア」というタイトルをみると社会に出はじめてひどくつらかった時を思い出すし、「マジェスティック・プリンス」というタイトルでは、彼女と別れて辛かった時に視聴していたことを思い出す。1クールアニメは三か月の期間を一緒に過ごすことであり、2クールアニメは半年の間付き合っていくということで、軽々しくクソだとか切って捨てられるようなものじゃないのだ。

たとえば、賛否両論では否のほうが多いであろうジェットコースターアニメ「サムライ・フラメンコ」や「革命機ヴァルヴレイブ」にも、いとしい気持ちしかわかない。自分の人生も激動していたので、こういう作品で心を遊ばせることができたのはすごくありがたかった。世間様に感情移入できない自分が、唯一感情移入できる対象がアニメとかの創作物だったから、感謝こそすれこき下ろすことなどできない。

 ただ、最近はアニメを少しずつ視聴をやめている。ちょっと現実に立ち返りたいとおもったのだ。