いいかげん、不眠症をどうにかしたい。精神症状の原因であり結果でもあり、これさえどうにかできれば人生の課題の半分はクリアしたようなものだ。

思えば、不眠には年端のいかない時分から悩まされていた。喘息と鼻炎で寝付きが悪く、朝起きると呼吸困難になっていることが多かった。寝付けないし夜中に起きる癖というのはこうして培われ、喘息がほとんどでなくなっても依然として続いている。思えば、外泊して夜眠れたことなど数えるほどしかない。彼女とホテルにとまるのだってとんでもなく憂鬱だった。寝てる人の横の暗がりで、ただじっとしているのはきつかったし、翌日はもっとつらかった。心身が壊れてからはもっと難儀で、睡眠薬がまるで効かないのが意味不明だった。一回気が立つと朝まで起きてなきゃならないはめになる。社会復帰してからリズムができてましにはなったが、活動が夜に入ってしまうともうだめだ。気分を落ち着けるのが難しい。やけに寂しくなって、誰彼構わずコンタクトをとろうとすることもある。迷惑極まりない。マイスリー飲んで眠れない時は多かったが、やめたら大分減ったからして、マイスリーの副作用の高揚感が作用してたみたいだ。

疲れていて眠れないのはかなりきつい。運動したらと言われることもあるが、疲労度だけ貯まる可能性が怖すぎる。嫌なことばかり思い浮かぶ。

せっかく眠れても、激しい動悸で起きてしまい、デパスを飲んで耐える時間が長い。はっきりいって無駄な時間だ。休めもせず、動きも出来ない。朝方になると鳥の声がうるさくて、窓を閉めると耳鳴りで眠れない。呪われているのかと思う。

今の主治医とは長い付き合いだし、仮面を外して会える数少ない知己だから変えるつもりもないが、セカンドオピニオンとして睡眠に特化したところにいこうと思う。これさえどうにかすればだいぶ楽になるはずだ。